心理相談室

当院について

心理相談室

心理相談室は、外来への通院や入院をされている患者様とその御家族への心理的支援が主な活動となっています。所属をしている全員が、臨床心理士、公認心理師の資格を取得しています。

業務内容

各種外来支援

全人的痛みセンター(ペインクリニック外来)

痛みが長期化すると慢性疼痛となり、患者様は生活面でも痛みによる影響を受けやすくなります。慢性疼痛に対しては、集学的治療が有効であるといわれています。集学的治療では、医師や看護師を中心に様々な専門スタッフが、チームとして情報を共有・連携し、患者様に合わせた専門性の高い支援を行います。慢性疼痛治療ガイドラインでは有効的な介入として、痛みに影響を与える思考や行動への認知行動療法的トレーニングが挙げられており、公認心理師は集学的治療の一つとしての認知行動療法を用いたアプローチを行っています。

認知外来

以前は一人で出来ていた薬の管理や買い物が出来なくなっているなど、高齢の患者様本人やその御家族が、日々の生活の中で患者様の言動に違和感を抱くことがあります。物忘れ外来では、神経内科医がMRIなどの画像診断や御家族への聞き取りの内容、神経心理学的検査の結果を総合的に判断して、患者様の認知機能に関する評価を行います。公認心理師は神経内科医の指示の元、神経心理学的検査を実施して診断の補助を行っています。

生活習慣病センター

生活習慣病は短期間の不摂生が原因というよりも、その方にもともと根付いている生活スタイルの影響を大きく受けます。生活習慣病外来では、高血圧症、脂質異常症、糖尿病等の進行による重篤な合併症の予防と、主な原因である生活習慣の改善を目的として多職種が連携をしながら行動変容へのアプローチを行います。公認心理師は、患者様の生育歴や生活してきた環境を把握して、その方がより負担なく生活習慣の改善に取り組めるように、より個人に合わせた支援を行っています。

各種入院支援

緩和ケア病棟/緩和ケアチーム

緩和ケアとは、がんに伴って起こる様々なつらさ(体のつらさ、心のつらさ、生活のつらさ、スピリチュアルなつらさ等)を抱えた患者様やご家族を総合的支えるケアのことです。当院では、そういったがん患者のケアを行う緩和ケア病棟を有しております。また一般病棟で入院されている方やご家族で緩和ケアが必要な方には、多職種チームで関わりながら支援を行っています。公認心理師は、特に心のつらさなどについてカウンセリングを行ったり、日常生活での楽しみややりたいことが実現できるようサポートしております。

精神科回診

当院では、週に一度、提携している病院先から派遣された精神科医と共に患者様の精神的なケアを行っています。病院という普段とは違う環境で身体の治療をする際に、患者様の中には必要以上に不安を感じてしまったり、気分が落ち込んでしまう方もおられます。公認心理師は、事前に患者様の生活歴や病歴を含めた情報収集を行い、精神科医がスムーズで的確な診断が行えるようサポートしています 。

認知症ケアチーム(DST)

当院では高齢者の方が入院されることも多く、身体疾患以外にも認知症を患っていらっしゃる場合も少なくありません。認知症高齢者の方が安心して入院中の治療が受けられるよう、医師、認知症看護認定看護師、社会福祉士などの多職種と連携をしながら、医療の質の向上を目的として活動しています。DSTでは毎週1回、チームで病棟を回ってカンファレンスを行い、公認心理師は患者様に安心感を持ってもらえるような関わり方の提案を行っています。

お電話

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FAX

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